今までお話ししたことは,看護だけの問題ではなく,臨床検査技師,薬剤師,診療放射線技師などの教育においても同様で,部分的なことに偏り,人体全体を見渡した教育の視点に欠けているように感じます。これでは,チーム医療の必要性が叫ばれても,さまざまな医療職者が対等に話をすることはできません。本書には,すべての医療職者に必要な共通知識について書いています。共通の知識の上に立ってこそ,初めてお互いに専門的な会話ができるようになるのです。
知識に偏りがなく,正しく本物であるかどうかは,実践し実証して初めて明らかになります。私は,本書を書き始めてから1年間で血圧が高くなりました。病気は正常な生理機能のバランスが偏りすぎたために起こるのだという観点から,高血圧になった原因を分析し,高血圧になったメカニズムを考えました。そして,薬を使わずに生理機能のバランスを取り戻して高血圧を完治させました。知識を活用し,実践し実証した例を本書の結びとしています。
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