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「キネステティク学習者の読み」

写真の解説は,「複雑な動きの介助」となっています。介助されているのは夫で,妻は今何かしようとしているか,何かをしたところのようです。さて,何でしょう。
これは,「ベッドの上での頭側への移動」なのです。

理由は
1.
夫の両腕が,ファラオポジション=両側に回転しやすい。逆に言うと,介助者は側臥位で固定する気はない。このことから,側臥位を終点として考えていません。これだけでも,介助の目的が見えてくるような…。

2.

妻の右手で,夫の右膝を足側に押している=右の骨盤を浮かせる介助。
骨盤を浮かせて移動を考えています。横か頭側かです。

3.

妻の左手が夫の臀部を下から支えている=臀部(骨盤)の移動を介助。この手の位置から力を入れると,臀部を頭側へ動かします。臀部をすくって頭側に持っていきたそうにしているでしょ。つまり,骨盤を頭側へ移動する前の動作です。

4.

夫の右肩がマットレスから離れて上がっている=すでに,胸郭の移動介助を行った後。つまり,胸郭の移動=夫の右肩を,頭側=上にずらして,夫の頭部を顎を引くようにして,左側へ移動させた後の動作です。

というわけで,正解は「ベッドの頭側への移動」直前の介助は頭部の左側への移動と,右肩の頭側への移動。この後の動作は右の臀部の頭側への移動です。

キネステティクを学習すると,理由をつけて『動き』が読めるようになります。すばらしいでしょ。

 

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