 4期生の皆さんへ
昨年より48名多い377名がみごと合格!
先日,第18回社会福祉士国家試験の合格発表がありました。全体では合格率が28.0%と昨年の29.8%よりも厳しい結果が出ていますが,当養成所からは,昨年より48名多い,377名の方が合格しました。
今回の国家試験では,テキストには出てこない用語や個人情報保護に関する項目が多く出題されたと聞いております。今回見事合格された方,本当におめでとうございます。
5期生の皆さんへ
試験勉強は満点ではなく合格点を目指して進める
5期生の方はこれから国家試験に向けての受験勉強が始まります。試験まで9 ヵ月ありますので,まだ焦る必要はありません。しっかりと準備しておけば,万全の態勢で試験に臨めます。
まず重要なことは,試験用の頭に切り替えるということです。どれだけ素晴らしいレポートを書いても,どれだけ深い知識を身につけても,試験に合格しなければ社会福祉士にはなれません。あくまでも試験合格を目指して学習を進めていくことが重要です。
では,どのようにすれば試験に合格できるのでしょうか?
答えは簡単です。特典が合格基準を超えればよいのです。社会福祉士の国家試験は,全体の上位○%が合格するといった大学入試のようなものではありません。合格基準をクリアすれば合格であり,それ以上得点する必要はありません。
社会福祉士の国家試験は,150点満点中90点が合格基準と言われています。ただし,問題の難易度によって若干の調整は行われます。実際に,合格基準が発表されるようになってからの合格点は,90点を下回っています。つまり,90点を取れば合格できるということです。皆さんはまずは90点を,つまり60%獲得を目指して勉強してください。
仕事をしながらの勉強となると,時間も限られてきます。効率よく学習を進めなければ,全13科目もある膨大な試験範囲で合格するのは非常に難しくなります。そのためにも,最低合格ラインである90点を目指して学習していくことが,合格への一番の近道です。
3〜5年の過去問題と新しい法改正を押さえた学習を
では,具体的に90点を目指すための勉強内容とはどういうものでしょうか。実際に出題される試験問題の大半は,過去3〜5年間に国家試験で出題された過去問題を理解しておけば対応できると思われます。
福祉制度は,法律によって実施されており,その法律は毎年少しずつ改正されています。例えば法律関係では,高齢者分野における介護保険制度,障害者福祉分野における各福祉法,年金制度などが改正されています。
テキストや参考書の場合,このような法律の最新情報が載っているとは限りません。だからといって,実際の国家試験に出題されないわけではないのです。ですから,最低限どの法律がどのように変更したのかを押さえておくようにしましょう。
なお,福祉分野における法改正は厚生労働省のホームページ内で見ることができますので(http://www.mhlw.go.jp/),一度目を通してみるとよいでしょう。福祉に関する新聞記事などにも,ひととおり目を通しておくことをお勧めします。
ここに示したのは,あくまでも一つの方法にすぎませんが,受験勉強の参考にしていただけると幸いです。

レポートを今までの仕事を振り返るきっかけに
6期生の方は,これから社会福祉士国家資格取得に向け,1年9 ヵ月のカリキュラムで学習を進めていただくことになります。
当養成所にて国家試験の受験資格を取得するには,スクーリングへの出席と課題レポートの作成が必要です。また,一部実習が必要な方もいらっしゃいます。皆様にはまず,スクーリングまでに課題レポートに取り組んでいただくことになります。
しかし,机の上での勉強からしばらく遠ざかっていたため,レポートの作成と聞いておじ気づいてしまう方もいるのではないでしょうか。また,課題としてのレポートを書いたことのない方もいるかもしれません。
このような方はまず,一度書店をのぞいてみてください。レポートの書き方に関する本がいろいろありますので,読んでみることをお勧めします。
レポートの作成は受験資格取得のために必須ですが,その際,少し視点を変えて作成に臨むことをお勧めします。例えば,ご自身のこれまでの仕事を振り返る,見直す機会として,あるいは他分野の福祉サービスを学ぶ機会として取り組むのも,有意義な考え方の一つです。
日々の実務経験をレポートに反映してみる
ご自身の従事している分野の課題においては,経験を踏まえて考察することでより深い内容のレポートになると思います。単にレポート作成のために身につける知識ではなく,日々の仕事にも生かせる知識が多く存在するはずです。また,他分野の課題の取り組みであれば,幅広い知識を身につけるよい機会となります。同じ福祉であっても,分野が違えば支援の考え方も変わることでしょう。
現任者の方々は,これまで培った「現場での経験」という大きな武器があります。この武器を,レポートの作成を通して理論に裏づけされた経験にしていただきたいと思います。
「こなすレポート」から「生かすレポート」として,発想の転換をしてみましょう。
(大阪・菅 敦/社会福祉士)
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