患者さんやご家族が安心・納得できる説明とその方法を多数ご紹介
例)「こんなにみんなで付き添っていたのに最後の瞬間を見てやれなかったなんて…」とご家族
⇒「周りの人の緊張もご本人に伝わるようです。みんなが今か今かと注目していると、その緊張がご本人に伝わって逝くに逝けないということもあるんじゃないかと感じる経験がよくあります。せっかく付き添っていたのにと思われるかもしれませんが、チャンスを見つけてようやく楽になったのかもしれません」と声をかける。
プログラム
1.こんな時、どう答えますか?
2.命が終わりに近づく時、人の体には何が起きているのか
3.「プロとしての看取り」に必要なこと
4.こんな時、修羅場にしないために
5.まとめ
1.こんな時、どう答えますか?
●「つらそうだ。何とかならないのか」
●「食べられなくなってきたので、点滴してほしい」
●「こんな少しのごはんでは餓死してしまうのでは」
●「昏睡になって、私たちのことは分からないんでしょうか」
●「いろいろ治療してきたが、全部裏目に出た」 ほか
2.命が終わりに近づく時、人の体には何が起きているのか
●どうなったら人の命は終わるのか
●臓器別のパターンを知る(肝臓・肺・脳・腎臓・心臓など)
●「だるい」「身の置き場がない」時に起きていること
3.「プロとしての看取り」に必要なこと
●「難しい看取り」を見抜く目を持つ
●「少しだけ先回りして」手を打つ
●最終的な満足度が高まることを目指す
●本当の「意思決定支援」の意味 ほか
4.こんな時、修羅場にしないために
●「こんなに具合が悪くなるなんて、どういうことだ」
●「命を終わらせてほしい」と言われたら
●予想しない急変で命が終わりそう/終わってしまった
●半狂乱で泣き叫んでいる人がいる時
●「あなたたちが殺したんだ」と言われたら ほか
5.まとめ 気がつけば どこにでもある「緩和ケア」を目指して