1.脳神経外科患者のアセスメントのポイント
1)意識障害の要因の把握がアセスメントの第一歩
2)意識の評価(自信を持ってJCS、GCSの評価ができるコツ)
3)神経症状の評価(瞳孔、顔面神経麻痺、構音障害、など)
4)全身状態の評価(MMT、筋萎縮・緊張、など)
5)呼吸パターンの観察
6)ドレーン排液の適切な観察
(血腫ドレーン、脳室ドレーン、脳槽ドレーンの見方)
2.看護師が知っておくべき
「高次脳機能障害」の理解
1)高次脳機能障害の症状
注意力低下、失語、記憶障害、半側空間無視、
遂行機能障害、見当識障害 ほか
2)高次脳機能障害をもつ人への看護のポイント
●患者の強み・弱みをアセスメントし生活の視点で支える
●症状にあわせた看護、日常生活行動に対する看護 ほか
3.事例解説 エキスパート看護師の
アセスメントと記録の書き方
1)なかなか開眼しないが会話が成立する患者
→「意識レベルの判断は?」
2)夜間入眠時の観察、刺激に遅れて反応あり
→「緊急かどうかの見極めは?」
3)意識障害患者が離握手できた
→「それだけで安心してはダメ!」
4)運動麻痺はないけど脱力感と巧緻性低下の訴え
→「MMT評価のポイントは?」
5)歩行時や車いす移乗時のふらつき
→「必ず原因のアセスメントを!」
6)ルートやコードを触る、これって不穏?
→「すぐに不穏と決めつけないで!」 |