現場で遭遇する病態理解と看護に生かせる
多くの項目が出力されてくる血液ガスデータ。そのデータを読み解き、日常の看護に役立てる上で必要不可欠な「水・電解質、酸塩基平衡」にまつわる知識を臨床で役立つポイントに絞って解説します。さらに、問題演習を通して、血液ガスデータの読み方を身に付けていただくとともに、そのデータをどのように活用すれば、アセスメントの幅を広げることができるのか、看護への活かし方についても解説します。
プログラム
1.押さえておきたい! 体液管理に必要な知識
2.押さえておきたい! 輸液の知識
3.臨床の現場で遭遇する! 電解質異常
4.押さえておきたい! 呼吸の知識
5.押さえておきたい! 血液ガスと酸塩基平衡の知識
6.問題演習を通して理解 ! 酸塩基平衡を読むステップ
7.血液ガスデータから病態に迫る! 臨床に活かせる血液ガスデータ判読のポイントと看護への活かし方
1.押さえておきたい! 体液管理に必要な知識
1)体液の区分 ~細胞内液と細胞外液
2)体液の電解質組成
3)体液の浸透圧 ~晶質浸透圧と膠質浸透圧
4)体液の組成を表す単位mEq(メック)って何?
2.押さえておきたい! 輸液の知識
1)輸液の目的
2)輸液製剤の種類と特徴
3)輸液したらどこに分布する ~輸液製剤による違い
3.臨床の現場で遭遇する! 電解質異常
1)ナトリウムの異常
2)カリウムの異常
4.押さえておきたい! 呼吸の知識
1)酸素が血液に取り込まれる過程
2)肺胞でのガス交換
3)酸素解離曲線
5.押さえておきたい! 血液ガスと酸塩基平衡の知識
1)酸塩基平衡の指標と基準値を理解
2)酸塩基平衡の3つの調節因子 ~代償性変化を理解
3)呼吸性アシドーシス
4)呼吸性アルカローシス
5)代謝性アシドーシス
6)代謝性アルカローシス
7)4つのタイプのどれかが併存しているケース
6.問題演習を通して理解 ! 酸塩基平衡を読むステップ
7.血液ガスデータから病態に迫る! 臨床に活かせる血液ガスデータ判読のポイントと看護への活かし方
症例を通して、血液ガスデータ判読
➡ 病態の把握 ➡ 看護の実際までを理解