特色
妊産婦・家族をサポートする具体策と最新情報をしっかり理解する
実践的なワークも用いて、根拠に基づく、産後うつなどへの正しい“こころのケア”を学ぶ
問題が起こる前からかかわるための判断・対応を理解する
~現場に即した根拠のある支援方法
●産前・産後の心理的特徴、周産期のメンタルトラブルの特徴
●EPDSを含めた3つの質問票の正しい活用法
●効果的なコミュニケーション・ケア・支援の方法
●助産師としての「心への働きかけ方」に関するスキル
●流産、死産に直面した方々へのグリーフケア
●切れ目のない支援に必要なチーム医療・最新情報
プログラム
1.産前産後の心理的特徴・周産期におけるメンタルリスク
2.エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)など3つの質問票の活用~支援が必要な母親のスクリーニング方法
3.臨床心理に基づく効果的なメンタルケア~心理師&助産師の視点から
4.流産、死産に直面した方々へのグリーフケア
5.妊娠中からの予防、切れ目ない支援のためのチーム医療・最新情報
1.産前産後の心理的特徴・周産期におけるメンタルリスク
●近年の社会的背景~「孤育て」など、メンタルトラブルが起こりやすい現状
●専門職はどのような視点でかかわるべきかハイリスクケースだけではなく、全ての妊産婦にメンタルケアが必要
2.エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)など3つの質問票の活用~支援が必要な母親のスクリーニング方法
●エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)
●育児支援チェックリスト
●赤ちゃんへの気持ち質問票
・ひとつひとつの質問の意味を理解する
・正しい使い方、問診のポイント
・問診後の対応~「つらくて死んでしまいたい…」と言われたらどうすべき?
ワーク①3つの質問票を実際に使ってみよう
3.臨床心理に基づく効果的なメンタルケア~心理師&助産師の視点から
●質問票を使う前に、事前準備は大丈夫?~心構えや面接環境の整備
●臨床心理の視点から学ぶ「“こころ”への働きかけ方」、臨床心理学に基づく効果的な傾聴(聴き方)
「黙って聞く」ことが傾聴?アクティブリスニングを身につけよう!
●心理的特徴に合わせたコミュニケーション方法~若年妊婦、精神疾患合併妊婦、発達障害を抱える方など
●医療者自身のメンタルケア~心のゆとりも大切
ワーク②「お母さんの気持ちをきちんと聴く」
コミュニケーション方法を学ぼう
4.流産、死産に直面した方々へのグリーフケア
●各場面でのグリーフケアと家族へのアプローチ
●ケアの上で留意すべきこと
●言葉の選択やコミュニケーションの実際
5.妊娠中からの予防、切れ目ない支援のためのチーム医療・最新情報
●妊娠・出産・産後のつながりと予防的対応
●周産期院内・院外連携システムを妊娠期からどのように進めるか
ワーク③「地域の課題、困っていることを考えよう」
●産前産後のサポート情報について、最新情報をキャッチする
こども家庭庁が設立され、「異次元の少子化対策」として様々な施策が打ち出されています。最新の状況を理解し、必要な情報提供を母子やその家族へ提供できるようにしましょう
・薬と妊娠、授乳について
・産後パパ育休
・産後ケア事業 など
※アドバンス助産師 更新申請要件・再認証申請要件「選択研修」(5時間)に該当します。本セミナーを受講された方には受講修了証明書を発行いたします。(更新申請要件の詳細は日本助産評価機構のホームページ参照)。