臨地実習などの看護教育現場の場面を用いて、具体的な実践例を学ぶ
“問題行動”とラベル付けをせず、その背景にある経験や感情に目を向ける支援アプローチ。
「過去のトラウマが現在の反応や行動に影響しているかもしれない」という前提で対応する。
トラウマインフォームドケア(TIC)とは、対象者が過去に経験したつらい体験が現在の行動や感情にどのように影響しているかを理解し、それを踏まえた支援・対応を行うケアの考え方です。精神看護・心理学などでは広く知られ、注目されています。
厚労省の助成・監修のもとで作成された公的資料においても、TICの理論と医療・福祉・教育現場での実践例などが紹介されています。
本セミナーでは、学生支援(学生指導)に焦点をしぼり、講義のほかにワークも交えながら、具体的な支援・対応策を学びます。
プログラム
1.トラウマインフォームドケア(TIC)の基本
2.教員・指導者と看護学生との間の“ズレ”の正体
3.TICの6原則と教育現場への応用
4.学生指導における「非TIC的かかわり」と「TIC的かかわり」
5.“ズレ”のある学生との関わり
6.エンゲイジメントを高める教員・指導者の対応
7.感情の揺れに巻き込まれないために
1.トラウマインフォームドケア(TIC)の基本
2.教員・指導者と看護学生との間の“ズレ”の正体
3.TICの6原則と教育現場への応用
4.学生指導における「非TIC的かかわり」と「TIC的かかわり」
5.“ズレ”のある学生との関わり
事例“キレる”、“頑張りすぎる”背景にあるもの ほか
6.エンゲイジメントを高める教員・指導者の対応
7.感情の揺れに巻き込まれないために
演習
1.学生との“ズレ”を読み解く ~どうとらえ、どう対応するか
2.TIC的な声かけ・かかわり方とは?
3.グループディスカッションと共有
4.リフレクション(内省)
ワーク受講生が教育場面で「違和感」を覚えた瞬間を振り返る
5.まとめ