特色
1. 離職を防ぐ“信頼関係”のつくり方を学ぶ
部下・後輩・新人が「話したくなる」「相談したくなる」管理者・先輩になるために必要な「心の姿勢」「聴く力」を養い、本音を引き出せる関係づくりを実現します。
2.部下・後輩・新人の強みを“引き出し・任せる”支援技術を習得
「忙しい中でも任せたい」「でも放っておくと不安」…そんな葛藤を乗り越えるために、観察・承認・コーチングに基づいた“まかせ方”を具体的に学びます。
3. 現場ですぐ使える「話し方・伝え方」のスキルを実践的に体得
注意や指導の場面でも“信頼を深める伝え方”へシフト。相手を尊重しながらも伝えるべきことを伝えるアサーティブな話し方を身につけます。
4. 「セルフマネジメント」と「チーム支援」の両立力を高める
まずは自分自身の感情や思考を整える方法を知ることで、ぶれずにかかわれる“支える管理者・先輩”としての軸を育てます。
現在、多くの医療現場では部下・後輩・新人の「モチベーション低下」「やらされ感の蓄積」「離職の兆候」が深刻な課題となっています。加えて、師長・主任など看護管理者はもちろん、ベテランの先輩も人材育成と職場の維持運営という二重のプレッシャーを抱えており、「どう関わればよいかわからない」「つい強く言ってしまう」「任せ方が難しい」といった声も多く聞かれます。
本セミナーは、そうした現場のリアルな悩みに応え、“聞く・任せる・伝える”という3つの成長支援アクションを軸に、管理者や先輩としてのかかわり方の実践力を高めることを目的としています。単なる知識提供ではなく、現場で“実際に使える”関わり方を体感的に習得することをめざした参加型研修です。忙しい中でも、関係性を育みながら人材を育てたい看護管理者や先輩の皆様にこそ、ぜひ受講していただきたい内容です。
プログラム
1.やる気を取り戻す出発点
2.信頼を育む“5つの成長支援スキル”
3.実践ストーリー&アクション設計ワーク
4.まとめと習慣化ガイド
1.やる気を取り戻す出発点
ワーク「疲弊・無力感」に気づき、自分軸を再構築する
●現場のリアル:疲れ・不安・閉塞感を可視化
●目的再設定:「看護師としての自分」に問い直すマインドセット
●セルフケア習慣:3分瞑想など簡易セルフマネジメント法
2.信頼を育む“5つの成長支援スキル”
【スキル1】まずは管理者自身のセルフコントロール
感情的な反応の「クセ」を気づきに変える習慣づくり
ワーク「セルフリーダーシップチャート」で、自身の状態を可視化
【スキル2】本音を引き出す「深い聴く力」
相手を承認+傾聴+承認のステップで信頼関係を構築
聴き方ワークケース別“反応しない・リフレクション・共感”
【スキル3】「伝わる話し方」で納得と共感を得る
「共感的アサーティブ対話」モデルを紹介
メッセージ構成の実践ワーク事実+気持ち+期待+支援
【スキル4】部下・後輩・新人を“任せて育てる”関わり
任せる勇気を育む「信頼循環モデル」と役割設計実践
強み発見ワーク(ストレングスシート)で適材適所アサイン
【スキル5】聞き合う職場文化の整え方
小さな声かけから始まるチームの場づくり
安心して話せる「心理的安全性チェックリスト」
3.実践ストーリー&アクション設計ワーク
リアル事例の共有:離職危機から信頼回復までの現場報告
自部署課題抽出ワーク失敗の理由を共に検証 → 改善策を設計
行動宣言ワーク今日から使える「私の1歩」を宣言シートで可視化
4.まとめと習慣化ガイド
●コア:信頼は“日々の心づくり”でしか育まれない
●習慣化:1日3分セルフチェック×1件の本音面談