1.身近な処置の理由と根拠
●皮下注射と筋肉注射の違い(リンパと血管の差)
●キシロカインのエピ入りとエピ無し
(出血量を減らすか術後出血を減らすか)
●腰椎穿刺の時にとる患者体位の理由(腰椎の棘突起)
●ギャッチアップの角度(脳圧と脳灌流圧のバランス)
●脳ドレナージの圧設定の基準
(脳室ドレナージは高めで脳槽ドレナージは低め)
●経腸栄養の滴下スピードの判断基準(脳圧や基礎疾患)
●普段何気なく使用している生理食塩水の意味
2.約束指示の意図と留意点
●他科との違い
●血圧180mmHg以上でアダラートの根拠(自動調節能の神秘)
●脈拍45/分以下で硫アト1A皮下注の留意点(緑内障と尿閉)
●熱発時の解熱剤の選択基準(カロナールは安全だが…)
●安静度を決定する時、主治医は何を考えているのか
●便秘時の下剤の指示で浣腸を避ける理由
(キーワードはバルサルバ)
●不眠時の指示は悩ましい(せん妄で眠剤は×)
●持参薬の落とし穴
(抗血栓薬、パーキンソン病薬、 精神安定剤、ジェネリック)
3.脳外科臨床場面のなぜ
●高血圧患者になぜ減塩指導するのか
●なぜ対光反射が存在するのか
●意識障害はなぜ生ずるのか
●せん妄はなぜ生ずるのか
●悪寒戦慄とてんかん発作はどう区別するのか
●頭痛は頭のどこが痛いのか
●脳圧亢進対策として脳ドレナージを行う理由
●脳障害による麻痺はなぜ片麻痺なのか
●下垂体腺腫の術後に尿崩症をきたしやすいのはなぜ
●開頭手術の術後に硬膜外ドレナージを留置するのはなぜ
●くも膜下出血の開頭クリッピング術後に
脳槽・脳室ドレナージを留置するのはなぜ
●慢性硬膜下血腫の術後に硬膜下ドレナージを留置するのはなぜ
●後頭蓋窩腫瘍の術後に球麻痺をきたしやすいのはなぜ
4.脳外科で使用する薬剤のチェックポイント
●抗凝固薬と抗血小板薬、その目的と注意点及び休薬の諸問題
●経口抗凝固薬(DOAC)の使い分け
●rt-PA(アルテプラーゼ)投与後に留意すべきこと
●アルガトロバン(ノバスタン、スロンノン)と
オザグレル(カタクロット、キサンボン)の違い
●悪性神経膠腫の化学療法…テモダールとアバスチン
●抗てんかん薬の種類とその性質
●利尿剤と電解質
●糖尿病合併患者の血糖コントロール |