家族が抱える悩みをアセスメントして、適切なケア、コミュニケーションへとつなげる
ケアの拒否、家族と医療者の認識にズレ、意思決定支援…など豊富な事例で具体的な関わり方を学ぶ
認知症高齢者は介護されていることを忘れてしまうので、介護者に感謝を伝えられません。また、家族は介護の辛さを誰にもわかってもらえないということもあります。本セミナーでは、認知症高齢者の家族が求めることをアセスメントし、適切なサポートをするための具体策を解説します。認知症本人と家族、家族と医療者、連携に関する家族が直面する事例から、家族はどのようなことを必要としているのか、ケアの進め方やコミュニケーションなど、認知症高齢者だけでなく、家族をしっかりと支えるアプローチの方法を学びます。
プログラム
1.認知症高齢者の家族ケアで大事な基本と考え方
●家族の基本と認知症高齢者介護を取り巻く環境
●家族の思いをくみ取るコミュニケーション
2.実践事例で!認知症高齢者の家族ケアの具体策
●認知症本人と家族の関わり
●家族と医療者の関わり
●連携の悩み
1.認知症高齢者の家族ケアで大事な基本と考え方
●家族の基本と認知症高齢者介護を取り巻く環境
・家族の機能や捉え方
・家族の介護状況や基本属性
・介護者の抱える悩みと問題点 ほか
●家族の思いをくみ取るコミュニケーション
・家族ケアの基本姿勢
・家族がたどる心理的な経過
・家族のニードを把握するためのアセスメント
・COVID-19で面会禁止・制限がある中での家族ケア
2.実践事例で!認知症高齢者の家族ケアの具体策
*家族ケアにつながるアセスメントと家族への支援について考えます
●認知症本人と家族の関わり
・認知症の症状があると思うが、本人を病院に連れていけない
・自宅で介護しているが介護拒否や拒薬がある
・お金へのこだわりが強い
・自宅で興奮して対応できない
●家族と医療者の関わり
・本人と家族は自宅退院を希望しているが、医療者は難しいと判断している
・患者の回復具合の認識が家族と医療者でズレている
・家族は経口摂取を望むが、医療者は難しいと判断している
●連携の悩み
・認知症高齢者よりも家族の意向が尊重された意思決定支援が行われている
・療養環境が変化するたびにせん妄状態になる