評価基準や評価方法の基礎知識を習得!
教育評価は学生の学習に大きな影響を与えます。一方で、多くの教員は教育評価が難しいと考えており、教育評価の方法に悩む教員も少なくありません。本セミナーは、看護教員がより魅力的な授業を実践するために、教育評価の基礎を身につけることを目的としています。教育学の理論的背景とともに、さまざまな具体的な実践事例を通して学ぶことで、実際の評価場面における活用方法をわかりやすく理解できます。
プログラム
1.教育評価の特徴
2.教育評価の5つの構成要素
3.授業における評価方針
4.評価基準の明確化
5.筆記テストによる評価
6.学生の成果物による評価
7.グループ学習の評価
8.フィードバックの方法
9.多様な学生に配慮した評価
10.成績評価の方法
11.カリキュラムの評価
12.まとめとふりかえり
1.教育評価の特徴
●教育機関における評価の特徴
●頭の中は見えない
●評価のもつ力
2.教育評価の5つの構成要素
●場面別の評価の目的
●評価における基準
●評価方法を選ぶ際のポイント
3.授業における評価方針
●評価設計の4つの問い
●教育評価の基本方針
●学習目標と評価方法の関係
4.評価基準の明確化
●チェックリストの例
●ルーブリック評価
●ルーブリックの例
5.筆記テストによる評価
●客観テストの主な種類
●論述テストの指示の例
●筆記テストの運営の工夫
6.学生の成果物による評価
●指示を明確にする
●レポートの類型
●自分で考えないとできない課題
7.グループ学習の評価
●グループ学習は手段である
●個人の学習成果を評価する
●グループの学習成果の評価方法
8.フィードバックの方法
●フィードバックの形態
●肯定的と否定的
●対話的なフィードバック
9.多様な学生に配慮した評価
●学習成果を正しく測定する
●評価の方法と基準を早く周知する
●合理的配慮に基づく評価を実施する
10.成績評価の方法
●成績評価の基準
●絶対評価と相対評価
●成績評価の方法の例
11.カリキュラムの評価
●アセスメントプラン
●さまざまな評価の視点と方法
●直接評価と間接評価
12.まとめとふりかえり
●本セミナーの学習内容
●長期的な学習効果
●課題「学習のふりかえり」