指導の設計と準備に関する基礎知識を習得!
指導において、指導者がすべき行動とすべきでない行動があります。そのような行動の規範となる原理は倫理と呼びます。指導者は倫理的な行動をとることで、学習者や社会から信頼され、指導の役割を全うすることができます。本セミナーでは、指導における倫理の特徴を理解した上で、さまざまな場面においてよりよい指導のあり方を考える機会をつくります。
プログラム
1.指導における倫理とその意義
2.倫理にかかわる問題と判断
3.指導における倫理の主な論点
4.指導の設計と準備
5.学習者との関係構築
6.現場における指導
7.研修や授業の実施
8.評価とフィードバック
9.倫理に反する言動への対応
10.まとめとふりかえり
1.指導における倫理とその意義
●指導者に求められる倫理
●学習者に対してもつ大きな力
●隠蔽されやすい構造
2.倫理にかかわる問題と判断
●倫理にかかわる問題に気づくには
●法律や規則を参照する
●説明可能な行動を選択する
3.指導における倫理の主な論点
●学習者の多様性の尊重
●障壁の少ない指導
●ロールモデルとしての自覚
4.指導の設計と準備
●必要のない苦痛の回避
●言葉遣いやイラストに注意する
●望ましい行動を促すためのルール
5.学習者との関係構築
●適切な距離感をもつ
●指導者の自己開示を行う
●学習者の能力への信頼を示す
6.現場における指導
●パワハラと指導
●看護の現場における学習者と指導者
●不適切な説明を避ける
7.研修や授業の実施
●集団思考の落とし穴
●集団に対する指導に向けて
●学習者同士の衝突への対応
8.評価とフィードバック
●指導者にとって評価は悩ましい
●認知バイアス
●フィードバックをする自分を振り返る
9.倫理に反する言動への対応
●倫理に反する言動に対応する
●制止するための理由
●指導者として倫理的に振る舞う
10.まとめとふりかえり
●学習のふりかえり
●倫理観を高める