卒業までの長期的な関わり方を
専門的な知識を基に理解・実践する
授業場面や生活行動場面において、発達障害と思われる学生が年々増加傾向にあり、教員はそうした困難な場面での効果的な教育や専門的な関わり方を理解する必要があります。また、発達障害やその特徴を持つ学生に対する支援や合理的配慮について、努力義務から義務化へ移行されるとも言われており、その重要性は以前にも増して高くなっているのではないでしょうか。
そこで本セミナーでは、発達障害傾向がある学生・保護者とのかかわり方から授業の進め方、クラス運営にいたるまで、教員に求められるスキルを具体的に学び、明日からの実践に役立てます。
プログラム
はじめに~障がいのある子どもたちの教育に関する行政の動向
1.発達障害傾向がある学生の特徴とは
2.組織として発達障害傾向がある学生を支援する
3.ユニバーサルデザインを意識した授業改善~学びを最大化する6つの視点
4.事例から学ぶ!学生・保護者とのかかわり方
5.まとめ~明日からの実践に役立てるために
はじめに~障がいのある子どもたちの教育に関する行政の動向
1.発達障害傾向がある学生の特徴とは
1)ADHDが疑われる特徴と支援のポイント
2)ASDが疑われる特徴と支援のポイント
3)よくある友人とのトラブル
2.組織として発達障害傾向がある学生を支援する
1)学生支援センター~居場所としての役割
2)ケースカンファレンスシートの活用
3)発達障害学生対象の個別支援授業
4)障害者就労に関する情報提供
5)学内外の部署との連携
6)卒業までの支援の流れ
7)文章を書くことが苦手な学生への支援
8)合理的配慮と基礎的環境整備
9)学生支援コーディネーターの役割
3.ユニバーサルデザインを意識した授業改善~学びを最大化する6つの視点
4.事例から学ぶ!学生・保護者とのかかわり方
1)保護者との信頼関係の構築
2)入学から大学環境への適応
3)大学教育の定着期でのかかわり方
4)専門教育への適応支援期でのかかわり方
5)大学での学修と就労の接続場面の支援
5.まとめ~明日からの実践に役立てるために