本セミナーから学べること
患者の必要な情報をアセスメントし、症状を整理することで複雑な病態での必要な介入方法がわかる
苦痛や不快からBPSD、せん妄状態になりやすいため、認知症やせん妄の知識を踏まえた適切な対応がわかる
症状を明確に訴えられない場合に各疾患の知識を基に、苦痛や不快を予測し、緩和・除去するケアがわかる
臨床でもマルチモビディティ(多疾患併存状態)の患者が増え、認知症高齢者も複数の疾患を抱えていることが多く、訴えの表出が難しいなど体調変化のサインにも気づきにくい状態になりがちです。そこで、心不全や呼吸器疾患、腎不全、整形外科疾患に認知症がある患者のケア、せん妄への対応、症状悪化のサインを見逃さないアセスメントのポイントなどを解説します。また、具体的なケアを理解した上で、入院から退院までの支援についてもお伝えします。
プログラム
1.マルチモビディティ(多疾患併存状態)と認知症、せん妄のケア
2.事例で具体策を学ぶ!
認知症+多疾患・病態のアセスメント&ケア
3.流れに沿ってイメージできる!
認知症高齢者の入院~退院のアセスメント&ケア
1.マルチモビディティ(多疾患併存状態)と認知症、せん妄のケア
●マルチモビディティと老化
●認知症+多疾患によるアセスメント
●高齢者の特徴を踏まえたアセスメント
●認知症看護のココを押さえよう
●せん妄の発症過程とケア
2.事例で具体策を学ぶ!
認知症+多疾患・病態のアセスメント&ケア
①+心不全
●心不全ケアの要点
●認知症+循環器疾患のケアポイント
●医療機器、ルートの管理
②+呼吸器疾患(肺炎・COPD)
●高齢者の肺炎、COPDの特徴とケア
●誤嚥性肺炎と摂食嚥下機能
●認知症+呼吸器疾患のケアポイント
③+腎不全
●腎不全の症状、治療の要点
●認知症+腎不全のケアポイント
④+整形外科疾患
●骨粗しょう症、骨折、変形性関節症の要点
●痛みを察知し緩和するケア
●認知症+整形外科疾患のケアポイント
3.流れに沿ってイメージできる!
認知症高齢者の入院~退院のアセスメント&ケア
●入院前の関わりと入院初期の援助
●治療時に配慮すべき視点とニーズに合わせたケア
●患者の意向に沿った退院支援