理論編
1.なぜブリーフセラピー(短期療法/家族療法)が
マネジメントに有効なのか?
●心理療法は「人の問題」を解決する方法である
●信頼して使うに足る理論がある
●集団を変化させることに有効なセラピーである
2.ブリーフセラピーの基本的な考え方
●問題は個人病理にあるのではなく、他者との関係で維持されている
●問題は解決しようとすると維持してしまう
●問題には例外がある
3.ブリーフセラピーによる解決法
●目指すのはどちら? 〜「問題が解決した」と「問題が解消した」
●あるものを「利用する」ことで自由な発想を生み出す
●例外を見つけたら「do more」、
悪循環をみつけたら「do different」
4.すぐに使える便利な技法
●スターティングクエスチョン
〜問題から解決後の状態に視点を移す
●関係性の質問 〜自分の視点ではなく、他者の視点に移す
●例外を尋ねる 〜問題は常に発生しているわけではない
●コーピング・クエスチョン 〜有効な対処の手がかりを得る
●コンプリメント 〜相手の動機づけを高める
●リフレーミング 〜問題を異なる視点から眺める
看護管理事例編
1.発想の転換だけでも問題を解消できる
●新任看護部長である私を支えたブリーフセラピ−的発想
●初学者時代の成功体験 〜不安が強い患者さんにDo different
●ナイチンゲールもクリミアでDo more
2.看護管理上よくあるケースでの活用例
●勤務交代時によくみられる看護師間トラブル
〜新米リーダーとベテラン看護師双方にDo different
●ミスを繰り返す新人ナースと指導者間の悪循環
〜緊張の強い新人に対してDo different、
指導者にはリフレーミング
●残業が続くA看護師
〜ミスを連発、孤立するAさんが1年で高評価に
●看護師の話を聞いてくれないS医師 〜例外探しで驚きの発見
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