倫理的課題の解決へ向けた
カンファレンス等の手法を事例から学ぶ!
がん患者・家族にかかわる倫理的課題を解決し、
患者・家族が望む最期を支援する手法を学びます!
がん患者と家族にかかわる治療方針や終末期場面で遭遇する倫理的課題やジレンマに対して、よりよい解決に向かうために、ACPによる意思決定支援や事例検討会を通してチーム医療を実践します。しかし、それでも現場での倫理的課題はケースごとに個別性があり、複雑であることから、悩む看護師は多いのではないでしょうか。
本セミナーでは、がん患者と家族にかかわる場面において直面するさまざまな倫理的課題やジレンマに対し、どのように向き合い対応・解決していけばよいのか、事例検討会の方法や臨床倫理の4分割表を用いた、さまざまなケースを通して学びます。
プログラム
1.看護倫理について
2.がん看護現場で直面する倫理的課題
3.看護倫理の思考と実践プログラム
4.倫理的課題やジレンマへの分析・対応のアプローチ
5.実践事例から学ぶ!
6.今後の課題とまとめ
1.看護倫理について
1)倫理とは
2)なぜ倫理なのか
3)看護職の倫理綱領(日本看護協会)、看護師の倫理綱領(国際看護師協会)
4)看護倫理の位置づけ
5)医療倫理の4原則
2.がん看護現場で直面する倫理的課題
1)なぜ、がん看護場面において倫理的課題が生じるのか
2)看護師として倫理的課題を考える上で重要な視点
3.看護倫理の思考と実践プログラム
1)がん看護でみられがちな倫理的課題やジレンマについて
4.倫理的課題やジレンマへの分析・対応のアプローチ
1)ACPの活用:がん患者と家族の意思決定支援
2)臨床倫理の4分割法
3)事例検討会について
5.実践事例から学ぶ!
1)治療方針が決定しない状況での今後の療養場所の選択
2)認知症がん患者の意思決定支援
3)在宅看取り希望患者に寄り添う
4)記憶障害のあるがん患者のがん治療における意思決定支援
【番外編】
1)「他の患者にも平等に希望をかなえることができるのか」
2)患者は当院ではない他院での最期を望んでいるのだろうか」
6.今後の課題とまとめ