せん妄対委員会の活動が明確になる!“仕組みづくり”“優先すべきこと”がわかる!
「高齢者のせん妄」について、病棟でのケアや看護の視点、管理方法について学ぶ
入院中の高齢者は、元々の加齢や身体機能の低下により、せん妄が発症しやすい状態にあります。特に認知症を既に発症していたり、脳機能障害を引き起こす疾患を発症している場合には、せん妄発症のリスクが高いと言えます。また、せん妄の発症は転倒転落や治療の中断、死亡率の増加やその後のADL・QOL低下を引き起こすだけでなく、家族や我々ケア提供者にとっても苦痛を伴う体験となります。
本講座では、「高齢者のせん妄」をテーマに、病棟でのケアや管理方法についていくつかの案を提示します。関連する委員会活動や仕組みづくり、ケア実践のヒントとしてご活用ください。
プログラム
1.認知症とはここが違う! せん妄の診断と病態
2.低活動型に注意! 高齢者のせん妄
3.適切なケア実践につなげる! せん妄のスクリーニングとマネジメント
4.多角的介入の具体策! 病棟で実践できるせん妄ケアと期待効果
5.こんな対応していませんか? やってはいけないせん妄ケア
6.ケアのルーチン化を目指す! せん妄対策チームの役割と活動
7.「前にも言った」は禁句! せん妄ケアの教育
8.チームで検討しておきたい! せん妄ケアにおける倫理
9.まとめ~日々の実務ポイントと注意点