自立支援に資するアセスメントからプランニングへ
法定研修における「適切なケアマネジメント手法」の導入、課題分析標準項目についての一部改正などが行われています。また、これまでケアプラン点検・運営指導の実施率の低下が課題でしたが、オンラインなどを活用することで実施率を向上させるという動きもあります。ケアマネジャーにとっては法令順守と自立支援の視点に資する居宅サービス計画書を作成することが求められます。
本セミナーでは、近年の制度改正を受けた運営指導、ケアプラン点検の傾向を確認しながら、適切なケアプランを作成するためのポイントを解説します。また、実際の帳票ではNGな記載例をお示しします。どこが・どのようにNGなのか、NGとならないためにはどのように記載するべきかについて解説します。
プログラム
1.ケアプラン点検のこれまで・これから
2.居宅サービス計画作成のルールと質向上のポイント
3.不適切な記載例で学ぶ 適切な居宅サービス計画
4.疑問を解消~動画で講師が回答します
1.ケアプラン点検のこれまで・これから
1)これまでのケアプラン点検
2)これからのケアプラン点検
3)講師地域でのケアプラン点検・運営指導の実際と対応
2.居宅サービス計画作成のルールと質向上のポイント
1)アセスメント・計画作成のルール
●運営基準(平成11年厚生省令第38号)13条について
●介護サービス計画書の様式及び課題分析標準項目の提示について(平成11年老企第29号)
2)計画の質を高めるために押さえておきたいポイント
●二つの“じりつ”
●意思決定支援の考え方
●医療と介護の連携
●社会資源の10本の指
3)こんな時はどう考える?
Q1:認知症などで自分の意向を表出できない
Q2:のぞむ暮らしが考えられないなど
3.不適切な記載例で学ぶ 適切な居宅サービス計画
1)不適切な記載例の紹介
●利用者の言葉をそのまま意向としている
●問題と課題が整理できていない。
●利用者自身の取り組みが含まれていない
●活動状況が適切に表現されていない
●基準があいまいで評価できないなど
2)「生活の意向」「課題」「目標」「サービス内容」の修正のポイントを解説
3)ケアプラン点検への対応のポイント
●アセスメントの流れの再確認
●ケアプランの記載要領の再確認
●ケアプラン点検における視点とのぞむ姿勢など
4.疑問を解消~動画で講師が回答します
寄せられた質疑応答につきましては、一定数取りまとめて動画にてご回答いたします。