新たな転換期へ!求められる看護マネジメントとは!
令和6年度診療報酬改定に伴う重症度、医療・看護必要度の新基準では、ついに急性期一般入院料1のB項目の評価が除外、必要度を満たす患者割合「A項目2点以上かつB項目3点以上」が廃止されるなどの改定に加えて平均在院日数が16日に短縮したため、少なくない病院で入院料の変更を含めた対応を検討するなど、影響が大きいようです。また、入院料1以外でも、A項目では「救急搬送後の入院」が2日に短縮、「注射薬剤3種以上」から静脈栄養系の薬剤が除外、C項目では対象となる手術の見直し、評価日程の短縮と、より手術や処置を必要とする患者を急性期として評価される基準となってきました。経過措置期間を経て、皆様の施設ではどのように影響がありましたでしょうか?
改定により看護必要度の新たな転換期を迎え、看護部門として何を考えて必要度の新基準に対応し、そして入退院支援、ベッドコントロールなどの看護マネジメントをしていかなければならないのか、皆さまと一緒に考えていく時間としたいと思います。
プログラム
1.ここが変わった!看護必要度!令和6年度改定の狙いとは?
2.データで見る看護必要度!改定の影響はどこに
3.必要度「新基準」への対応と看護マネジメント
4.今後の看護必要度の行方と看護部の方向性
1.ここが変わった!看護必要度!令和6年度改定の狙いとは?
1)今までの改定から令和6年度改定までの議論を振り返る
2)評価項目・該当患者割合の見直しによる注目点
3)看護必要度改定から考える「より急性期らしい患者」とは など
2.データで見る看護必要度!改定の影響はどこに
1)A・C項目の変更等、改定に伴うインパクトとは
2)B項目の除外をどう考える?
3)これだけ違う!疾患別・在院日数別など、新看護必要度の影響
4)意外と盲点だった!?ICU・HCU等の必要度の変化による影響
3.必要度「新基準」への対応と看護マネジメント
1)必要度:該当患者割合の安定化を図るために日々気を付けていきたいこととは
2)新たに求められるベッドコントロールと入退院支援の視点
3)ケアミックス病院以外も知っておきたい!地ケア、回リハ、ICU等におけるベッドコントロール上の改定の影響
4)必要度データ活用術!経営的指標として有効活用する
4.今後の看護必要度の行方と看護部の方向性
1)新しい地域医療構想検討会の動きから考えたい自院のこれから
2)自院の強みと弱みを改めて検討し、今後の看護部門を考えたい~今だから考えたい自院分析
3)中長期を見据えた看護部門のマネジメント