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接遇マナーの優れた病院・介護施設を表彰する 第10回日総研・接遇大賞の受賞者が決定

 


JAとりで総合医療センター(茨城県取手市)

受賞理由

クレーム対応ハンドブックをスタッフが常時携帯することで
自信や安心感を生み、働きやすい職場環境に


特色:クレーム対応ハンドブックを様々な部署が協力して作成。具体的な例が記載されていて現場で使いやすく、スタッフの自信を醸成している。困ったときに助けを求めてよい人の名前を書く欄があり、安心感や働きやすさにつながっている。

 


社会福祉法人 兼愛会 特別養護老人ホーム
しょうじゅの里小野
(横浜市)

受賞理由

健康経営の実践で職員が笑顔になり、利用者の方々の
イキイキとした素敵な笑顔につながっている。


特色:スタッフの健康管理を経営の柱に置いた"健康経営"を実践されており、職員が幸せであることで、利用者サービスや業務改善などすべてが良い方向に向かっている。入居なさっている方々が素敵な笑顔でイキイキと過ごしていらっしゃる様子が素晴らしい。

 


社会福祉法人 聖隷福祉事業団
浜松市リハビリテーション病院
(静岡県浜松市)

受賞理由

人材育成・接遇委員会の活動で笑顔と思いやりの心が
職員に浸透し、最善のリハ実践につなげている。


特色:人材育成・接遇委員会の10数年にわたる活動で笑顔と思いやりの心が職員に浸透。多職種間の情報フィードバックや相談しやすい環境などコミュニケーションが向上。すべてが社会復帰に向けたリハにつながっていく取り組みは素晴らしい。

 


永野整形外科クリニック(奈良県香芝市)

受賞理由

アナログツールでも何でも使う貪欲さと、
実践的なインプロ研修など学び続けることでサービス向上。


特色:情報共有のために、SNSから、必要治療項目を記したクリップをカルテに留めるアナログツールまで、使えるものは何でも使う姿勢がある。インプロ研修はスタッフの柔軟性や臨機応変な対応に、事実質問研修は説明力の鍛錬にと学び続ける。更衣室のロッカーの扉の外側に"見ると自分が笑顔になれる写真"を貼ることで職員間コミュニケーションを良くし、業務にもプラスに。

 


日総研 接遇大賞

 今年も多数のご応募をいただき、10月から11月にかけて視察訪問をさせていただきました。毎年感じることですが、年々どの施設も病院も接遇レベルが着実に上がっていると感じます。

 特に今年強く感じたのは、組織全体として他部門を横断的に含んだ横レベルのコミュニケーションが上がっている事でした。
 苦情対応マニュアルの作成では、全職場から選ばれたメンバーが話し合うことで、それが患者さんを中心とした日常業務での連携がスムーズになされるようになり、チームケアの質レベルを上げていると感じられました。
 リハビリの場面でも、リハスタッフとナースのコミュニケーションが常時図られているという現状に発展しているように感じました。
 また、患者さんの切なる願いを叶えるために、ドクター・ナース・救急救命士・事務部門が連携して、その希望を叶える行動をとられるなど、いろいろな具体例を教えていただきました。

 以前は、各部門の中でのコミュニケーションは十分に図られていても、他部門とのかかわりの中でうまく患者やご家族の願いが伝わり切れず、トラブルに発展するということをよく伺ったのですが、今年は、日々のカンファレンスや他部門との連絡会議を、意識的に当たり前に必要として実施なさっている組織が多くなっていると感じさせられました。
 この内部コミュニケーションの良さが、安心して仕事を進められる環境を作り出し、それがスタッフ個々の安心感にもつながっていると思います。

 今後も、患者・利用者の方を中心に考え、仕事上のコミュニケーションをきめ細やかに取ることを続けることで、患者・利用者も、働くスタッフも、安心・安全に仕事が出来るような、素晴らしい接遇を目指していただきたいと念じております。皆様方のさらなる発展を信じております。

2024年11月30日


一般社団法人 看護&介護ひとづくり協会 理事長 
               日総研・接遇大賞 選考・審査委員長 高橋啓子

 

 

 

 


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