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接遇マナーの優れた病院・介護施設を表彰する 第8回日総研・接遇大賞の受賞者が決定

 


医療法人徳洲会 札幌徳洲会病院(札幌市)

受賞理由

ロープレ研修の録画や簡易診断シートで接遇応対を"見える化"し、
納得感のある指導を実施。患者満足度調査は入院中に行い、
退院前にご本人のケアに生かしているのは素晴らしい。


特色:ホスピタリティ・ワーキング・グループが中心となり、電話応対コンクールやホスピタリティ院内認定試験を開催。ロープレ研修は動画撮影して、日々の行動はホスピタリティ簡易診断シートで"見える化"。誰もが納得できる形でフィードバックして接遇の質向上に努めている。ホスピタリティ院内認定者がロールモデルとして活動することで、一緒に働く方々の接遇レベルが自然と上がっていくのが素晴らしい。患者満足度調査を入院中に行い、退院前に患者ご本人のケアに生かしているのは特筆すべき取り組み。

 


日総研 接遇大賞

 施設の接遇改善で一番大事なものは、リーダー・指導グループの熱意です。熱い想いをもって臨まなければ、人や組織を動かすことはできません。そういう意味で、今年の接遇大賞を受賞された施設のリーダーたちは、飛び抜けた情熱の持ち主でした。

 このリーダーたちはお互いのコミュニケーションが非常によくとれていると感じました。共通認識を持てれば安心して指導できるし、指導される側も納得して動きやすいと思います。当たり前ですが大切なことです。

 今回特に感心したのは、接遇実践の"見える化"です。コロナ禍で動画研修に切り替えたことで、ロープレの様子を後から見直せるようになりました。それによって、今まで以上に具体的な指導が出来るようになったのです。指導を受ける側も、評価された人と自分との差が見てわかるから納得感があるし、どこを頑張ればよいかも一目瞭然です。

 これは私がいつも言うことですが、教育研修で重要なのは "継続"です。これも動画研修なら、繰り返し見ることによって、優れた人の表情や動作・言葉を真似しやすくなります。研修成果が定着しやすくなるということです。

 コロナ禍により多くの制約条件がある中で、やむなく切り替えたことや工夫されたことが、うまくリンクして、さらなる改善につながっている様子を拝見することが出来ました。本当に素晴らしいと思います。ぜひ皆様も、まずはご自分の心身を健康に保ち、理念を仲間と共有し、熱き想いをもって取り組んでいただければと思います。あなたは一人ではありません。仲間と支え合っていけば、きっとうまくいくはずです。またお会いしましょう。

2022年11月30日


一般社団法人 看護&介護ひとづくり協会 理事長 
               日総研・接遇大賞 選考・審査委員長 高橋啓子

 

 

 

 


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