アロマテラピーとは?

● アロマテラピーと医療
 アロマテラピーとは,「アロマ(香り)+テラピー(療法)」という意味です。直訳すると,「香りの療法」とも言えますが,正しくは,「香りを用いた療法」とする方が適切でしょう。イギリスやフランスをはじめとする欧米諸国では,オイルマッサージが一般的に親しまれていますが,アロマテラピーマッサージは,マッサージ用のオイルに,芳香性植物から抽出された香りの成分をブレンドして,マッサージをする方法です。香りのあるオイルを皮膚に塗布することにより,嗅覚への刺激と皮膚からの吸収による相乗効果を期待できる療法です。
 イギリスでは,分娩時の緊張緩和やストレス軽減の目的で用いられたり,心療内科の医師が心身症のケアの一環としてアロマセラピストを紹介したり,ホスピスでQOLを高める目的により活用されたりするなど,医療現場でも幅広く用いられています。

● 精油(エッセンシャルオイル)
 アロマテラピーで用いられる芳香オイルのことを,「エッセンシャルオイル」または「精油」と言います。これは,芳香性植物から蒸留によって抽出された濃縮オイルのことです。この成分は揮発性であるため,ティッシュなどに数滴落とすと,精油の分子はしばらくティッシュにとどまった後に,空中へ拡散されます。
 マッサージをする時は,この精油を単独で用いると,ラベンダーなどの一部の種類を除いて,皮膚に炎症を起こすなど害を及ぼすので,必ずキャリヤオイルと呼ばれる植物油に精油を加えてブレンドしたものを用いてマッサージします。ブレンドは,一人ひとりの身体的および精神的な状況により異なります。そのため,施術前のコンサルテーション(情報収集のための質問と対話)をした後に,その人に合った植物油とエッセンシャルオイルを選んでブレンドします。


 

 
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