《紹介する主な手技》
専業のセラピストが行う専門的なマッサージの方法ではなく、病院や高齢者福祉施設で、手軽に、そして楽しみながら提供できるハンドマッサージの入門的な方法を紹介しています。患者や高齢者に実施する場合の注意点や禁忌事項を添えて、マッサージの基本姿勢と手順を解説しています。以下の手技を取り上げています。
1. エフルラージュ
流れるようなストローク、一定のリズムで、身体の輪郭をなぞるような手技。力はほとんどかけないか、わずかにかける程度。
2. ニーディング(ペトリサージュの1つ)
ペトリサージュは、こねる動作。そのうちニーディングは、骨の上の筋肉に対し、上方および外方に圧をかける手技。循環を高め、筋肉からの老廃物を除去するために用いる。
3. サーキュラー(フリクションの1つ)
フリクションは母指または母指球で行う、狭い範囲で用いる手技。そのうちサーキュラーは円を描く動作を指す。関節部の腱や靭帯の緊張を緩和するために用いる。
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