実写映像で養う、人体への深い理解。 医療に携わるすべての人々へ。
解剖学は、医療に携わるすべての人々にとって必須の基礎学問。 ところが、コメディカル養成教育において、 解剖実習を行うことは不可能に近いのが実情です。 本ビデオシリーズでは、実際に人体の解剖を行いながら、 解剖実習を体験するように学ぶ、画期的な学習を可能にしています。
東京大学名誉教授 山内 昭雄 人体の解剖・生理を学ぶうえで、最大の喜びは自分自身への理解が深められる点にあると思われます。自分の肉体に対する理解を深めれば、それを出発点とした他人への思いやりの精神もしだいに成長していきます。 ビデオ教材「人体の解剖・生理」では、解剖所見が生きている人体の営みに、どのように鮮明に結びつくかを示すために、制作スタッフ一同とともに、渾身の努力を傾けました。生体の体表画像を豊富に取り入れたのは、多くの人々が自身の体表の研究に進むことを期待したためです。 受け身の状態で暗記を繰り返すのでは、学習の楽しさは生じません。人体、つまり、自分自身が学習の対象であるわけですから、得た知識を絶えず活用し、人体内のできごとに思いをめぐらす習慣が根づき、学習の喜びにつながらんことを願っています。