電子カルテの看護記録について
「あるべき論」ではない
「現場での落としどころ」が明確に!
「あるべき論」ではない
「現場での落としどころ」が明確に!
看護現場における具体的な対策ポイントを教示!情報倫理、質保証の観点から看護記録を学ぶ!
電子カルテにおける看護記録の質と効率性を両立させる!
電子カルテで看護記録を残すためには、法律上の要件も重要です。また、看護のシステムは、看護の業務を決めることそのものであり、十分に検討されないと使いにくい言葉や、使いにくい記録に翻弄されます。こうした課題の具体的な解決について情報倫理を踏まえつつ、電子カルテ時代の看護計画や記録で注意すべきポイントや導入のノウハウを、看護情報やその法的側面・実務に詳しい講師に学びます。
プログラム
1.情報倫理と看護記録の基礎知識
2.紙カルテと電子カルテでの看護記録の違い~電子カルテシステムの機能に着目して~
3.電子看護記録の実際~個別機能ごとの課題を中心に~
4.電子化された看護記録の問題解決
5.適切な看護記録を維持する監査の視点
1.情報倫理と看護記録の基礎知識
●いい記録とはいったい何か
●今後の診療録記載の基本的考え方と視点
●診療記録は誰のものか
●なぜ看護業務基準では「記録」を重視するのか?
●ISO15489から見る記録することの難しさ
●臨床場面から情報の一次・二次利用までの流れ
●セヴァーソンによる情報倫理の原則(1997)と看護記録の関係 ほか
2.紙カルテと電子カルテでの看護記録の違い~電子カルテシステムの機能に着目して~
●診療録と看護記録との法的根拠の違い
●職種に限らず共有する「遅滞なく記載」の視点
●効率的な記録記載のための記録基準
●看護記録に書くべき2つの事実
●診療記録の望ましい記載方法
●電子カルテを用いた記録の長・短所は表裏一体 ほか
3.電子看護記録の実際~個別機能ごとの課題を中心に~
●電子看護記録の基本構成
●プロファイル情報の課題と対応
●テンプレートを用いた初期情報記載イメージ
●看護計画とパスを電子カルテでどう運用するか
●「部品的な計画」を効率よく登録するための方法
●看護用語の標準化をどう進めていくべきか
●看護協会指針と用語の標準化の関係 ほか
4.電子化された看護記録の問題解決
●記録が及ぼす看護業務への影響
●看護記録に関する唯一の公的ルール
●看護記録の粒度と温度表のすぐれた機能
●書かないと不安になる原因とその対策
●裁判対策としての看護記録
●電子化によって直接的には解決できないこと
●電カル導入後に残った紙媒体の取り扱い規程 ほか
5.適切な看護記録を維持する監査の視点
●電子化された看護記録から把握できるもの
●「カルテ監査」の3つの意味
●わかりやすさ視点での「レビュー」のポイント
●医療の質向上のための情報循環の視点
●電子カルテ監査3つの視点とポイント ほか